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子供向けとは思えない絵本「セミ」

セミというタイトルの絵本を購入して読んでみたのですが、これは子どもに向けた物語ではないなと感じました。

主人公のセミは人間社会で普通に働いている会社員です。

でも、周りの人からの扱いはひどく、最初は「え?ブラック企業じゃないの?」と思いながら読んでいました。

ただ描かれている内容は日本の会社でも似たようなことは多々あるなと感じさせるものでした。

住む家もないセミは会社の間で体を休めたりしていて、読んでいて泣きそうな気持になりました。

そして、セミは会社を辞めることになるのですが、その後セミが選んだ道がどういうものなのかということが一番のポイントだと思います。

絵柄はお世辞にも可愛いというものではなく、昆虫が苦手な人にはちょっとリアルな部分があるので、お勧めできませんが、内容はいろんな人に読んでもらいたいくらいぐっとくるものがあります。

会社に行きたくないなと思うことって多々あると思います。

面白みのない仕事、コミュニケーションが取れない環境などなど、様々な状況に人それぞれ置かれていると思います。

その環境でずっと仕事をするのかと、改めて考えたくなる本です。

小さい子供に向けたものというよりは、中高生以降に向けたとても深い物語でした。