the pillows(ピロウズ)というバンドについてはそれまでもラジオなどで知っていましたが、CDを購入する機会と言うのはなかなか巡ってきませんでした。
まあちょっと前にラジオやケーブルテレビ聴いたっきりのバンドと言うのは個人にとってそういう物なのかもしれず、そのコンテンツにお金を払ったことがないものにハマるというのは今でこそネットで珍しくもありませんが当時はそういう文化ではなかったものです。
で、しばらく時がたって店頭で見かけたのがピロウズのベストアルバムである『Fool on the planet』です。
その頃も未だに経済的な余裕があったわけではないですが、何のお告げがあったのかわかりませんがその円盤をつい衝動的に購入してしまいました。
果たして、ただでさえ少ない食費をさらにシュレッダーしてまで買ったこのCDは私の愛聴盤となってくれました。
娯楽の少ない生活の中に登場した珍しく新しい娯楽なので飽きるほど聴きまくって愛着がわいたのもありますが、そのサウンドや青臭くひねた世界観も相当私の好みにフィットしたものです。
で、そんな孤独な世界観を描いてきたピロウズやそのファンは必ずしも決して孤独ではなかったというのが何となく分かったのはネットユーザーになってからの話です。
アウイエーという特長的な掛け声とか某人気漫画のキャラの元ネタになってたりとか、そういうやつですね。