星降り山荘の殺人

どんでん返し系のミステリー作品として有名な本作ですが、初めて読み始めたときには、各章の頭に「この人はこういう立ち位置の人であり、犯人ではあり得ない」「この章で述べられた推理は全て正しい」等、丁寧すぎる注意書きが添えられていることに驚きました。 「作者からこんなに真実を明かされては、騙されることなど何もないのではないか?」と思う反面、あくま... Read More

子供向けとは思えない絵本「セミ」

セミというタイトルの絵本を購入して読んでみたのですが、これは子どもに向けた物語ではないなと感じました。 主人公のセミは人間社会で普通に働いている会社員です。 でも、周りの人からの扱いはひどく、最初は「え?ブラック企業じゃないの?」と思いながら読んでいました。 ただ描かれている内容は日本の会社でも似たようなことは多々あるなと感じさせるもので... Read More

82年生まれ キム・ジヨンを読んで

この本は、韓国人作家キム・ナムジュの2016年の作品です。1982年生まれの主人公キム・ジヨン(実際韓国では1982年出生の女児の名前でジヨンが一番多かったそう)のこれまでの人生の中で、彼女が受けて、感じてきた「女性差別」「女性と男性の不公平感」が年代ごとに淡々と描かれています。同世代であり、日本で生きてきた自分にも少なからず似た経験が... Read More

家事のやる気がUP!~ミセス美香の幸せな美的ハウスのつくり方

私は家事に関する本が大好きです。 料理本、インテリアの本、ガーデニングの本、整理整頓の本、おしゃれな着こなし方の本などなどを、毎週のように図書館で借りています。同じような本ばかり借りていると、当然すでに知っている情報もたくさんあります。どちらかといえば、似たような内容ばかりです。それでも何冊も家事本を借りる理由、それは「家事のやる気を出し... Read More

「ムーミン谷の名言集」は救われる言葉がいっぱいです。

私はムーミンが大好きなのですが、本屋さんでこの本を見つけたときは“なるほどね!”と思いました。そういえばムーミンには心に残るフレーズが結構あるのです。 この本は、1ページ目から順番に読み進めても良いと思いますが、私の場合はそのとき自分が悩んでいることに合っている言葉を見つけて読むという感じです。ですから、本棚の取りやすいところに置いていま... Read More

「やりがいのある仕事」という幻想

作者は元大学助教授で現在小説家として活動している方の著書です。 冒頭でも記述があるのですが「働き方」についてのエッセイをということで書かれています。 前職が大学の助教授をしていることから、就職活動をしている学生もたくさん見られており、そこから感じていたことや作者の考えを織り交ぜたエッセイが書かれています。 そもそも作者は「会社」勤めをして... Read More

歴史・時代小説の楽しみ

時代小説にはまった切っ掛けは、司馬遼太郎の「項羽と劉邦」でした。少年誌に連載された漫画の原作がこの本で、それならと原作を読んでみたのです。これが面白かった!当時はあまり読書の習慣が無く本を読むのが遅かったのですが、それでもあの長編を1週間で読んでしまいました。 それから司馬遼太郎の戦国もの、幕末ものを読みあさりました。特に斎藤道三と織田信... Read More

私の中の『安室奈美恵』

音楽アプリには、ほぼSMAPの楽曲で占めている状況ですが、今一番のお気に入りは2018年9月に引退した安室奈美恵の『Finally』です。 曲を聴く度に当時の時代背景がリンクし思い出が走馬灯のように次々と浮かんできます。 Disk1はまだ安室奈美恵 withスーパーモンキーズとして活動していた頃の楽曲も含まれます。 私が安室奈美恵を認識し... Read More

森見登美彦 太陽と乙女

彼の作品は、自分を中心に世界が構成されているところが面白いです。舞台は、京都、奈良と移ります。 彼が小説家としてデビューすることになって作品「太陽の塔」を知っていますでしょうか、恋する男児がクリスマスにええじゃないかええじゃないかと踊るという奇怪な小説ですがそれが世の大半の青春時代を無為に過ごそうとしている若者学生に受けました。 現在でも... Read More

迷子の王様 ~君たちに明日はない5~ 日々一生懸命に生きる。

先日、日本人の殆どの世代の半分以上の人が老後に不安を感じているというデータを見ました。私は現在50歳目前の49歳で、とても老後に不安を感じており、あまり長く行きたくないなぁ・・・などと思うようにもなりました。夫が今年に入って二度のリストラを経験したという事もあります。これまで専業主婦をしてきて、在宅ワークを始めましたが、お小遣い程度しか自... Read More